石
・いしなご遊びをする。
・つまんだり、つかんだりするのに適した石を選び、ルールを決めて遊ぶ。
・身近なものを使って、遊ぶことができるようになる。
「いしなご」は平安時代からある遊びです。西行法師の和歌にも「いしなご」が詠まれていますが、地方によっては「いしなんご」と呼ばれます。
直径2cmほどの小石を地面に撒いて、そのうちの1つを投げ上げ、落ちてくる間に他の小石を共につかみ取って遊びます。遊び方には、その地方による違いがあるようですが、一例を紹介しましょう。
遊びに参加する人が、それぞれ数十個の小石を持ち寄ります。それらの小石を一箇所にまとめるように撒きます。次に、それらの小石の中から「親玉」を1つ選び、その親玉を上にほうり上げ、その親玉が落ちてくる間に、撒いた小石を1個拾い、落ちてくる親玉をいっしょにつかみます。成功すれば、続けて親玉を放り上げ、落ちてくる間に今度は2個を拾い親玉と共につかみ取ります。そうやって順次3個、4個、5個・・・と拾う石を増やしていきます。
小石を拾い取る途中で親玉を落としたり、拾う石の数が異なったときは失敗とみなして、次の人と交替します。撒かれた小石を全部取り終えると遊びは終わりです。全部取り終えたあと、取った石の数を数えて、小石の数が一番多い人が「いしなご」遊びの勝者となります。
*各自が持ち寄る小石の数を何個にするか、また、親玉を放り上げている間に、拾いたい小石を指で寄せ集める手順を入れてよいかどうか、また、その回数を何回にするかなどのルールを事前に決めてから、「いしなご」遊びを始めます。
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石をたたいてみよう
石で的あてをしよう
伝承遊び | 運動 | 遊び心 | 682 | 春夏秋冬
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広場; |
やさしい
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少ない
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